うつ病を完治させるために抗うつ剤を使おう

うつの治療費を抑える方法

安価な薬剤や制度を利用

抗うつ剤にかかる費用は一日当たり数十〜数百円で、通院一回当たりだと診察も合わせて数千円だと言われています。うつ病治療は保険が適応されるため、これは自己負担分である治療費の3割分相当ですが、月一回通院すると年間で数万円もの治療費が掛かります。少しでも費用を抑えるにはどのような方法があるのでしょうか。抗うつ剤は病院で処方を受ける他に、現在では通販で購入することも一般的になっています。日本で抗うつ剤を手にれるためには医師の処方箋が必要なので、ドラッグストアなどでは購入できません。しかし、ネットで個人輸入代行業者を利用すれば、通常は手に入りづらい薬効の高い薬剤をかなり安価で手に入れることができます。薬剤によっては病院で処方された場合の十分の一の価格になることもあります。そのため、治療費を抑えたい人やなかなか通院ができない人にとっては、欲しい時に抗うつ薬を手に入れられる便利な手段です。ただし、業者を通して購入した薬剤の服用は完全に自己責任であり、副作用や飲みすぎで場合によっては症状が悪化する恐れがあります。例えば、特に薬効が高い反面副作用も強いと言われている「パキシル」は注意して服用すべき抗うつ剤です。うつ病の治療は多くの場合長期化するため、抗うつ剤に掛かる費用は患者の大きな負担になりがちです。しかし、「ジェネリック医薬品」を選んで服用すれば、かなり費用を抑えることができます。ジェネリック医薬品とは、開発から時間が経過したことで特許が切れた製品を基に開発された医薬品です。改めて研究・調合する必要が無いので、新しく開発された医薬品よりもコストが抑えられ、その結果比較的安価で手に入れることができます。成分については、長年の使用実績がある医薬品に使用されていたものを配合されているため、安価でもしっかりと効果を発揮するので問題はありません。ジェネリックの抗うつ剤には「○○ジェネリック」のように、薬剤名の後にジェネリックと付け加えられていることがよくあります。薬剤がジェネリックかどうかで迷ったら、名前を参考にしてみると良いでしょう。うつ治療の費用を抑えるなら、「自立支援医療制度」という精神病の治療を支援する制度を頼ることも非常に有効です。この制度を使えば通常だと3割の医療費自己負担分を1割に抑えることができます。申請は各市町村の窓口で、申込書に医師の診断書などの必要書類を添えて行います。申請から認定までは1ヶ月ほど必要です。ただし、入院している場合や保険が効かない治療を行っている場合には適応されません。そして、従来はうつなど精神病を患う人が保険に加入することは難しいとされていましたが、最近ではうつ病でも加入できる保険商品が増えてきています。保険料は通常より割高になるものの、うつで休職や退職をする可能性を考えると、あらかじめ保険に加入しておけばひとまずは安心です。この他にもうつを治療する際に使える公的な補助制度は様々あります。うつの傾向が見られたら重症化して自力での対処が難しくなる前に、今後どれぐらいの費用が掛かるのか、また費用をできるだけ抑える方法は無いかなど調べておきましょう。